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ようこそヒロじいの独り言(TK科学教育オフィス)へ

Shige
Shige

科学教育って何ですか。

Hiro
Hiro

今まで,学校の授業は科学になっていませんでした。

先生によって授業の考え方は違うし,進め方も違いました。

今もそう変わっていないと思います。

しかし,1963年に板倉聖宣氏によって,授業科学が創られました。

授業が科学になったのです。

どの先生が,いつ授業をしても,どのクラスで授業をしても,同じような良い結果が得られるような授業ができるようになりました。それを仮説実験授業といいます。一般の授業と比べると,革命的な授業なのです。しかし,残念ながら,多くの人々から認められていません。

Shige
Shige

ふ~ん。じゃあ,このブログには授業科学である仮説実験授業のことが書いてあるんですか。

Hiro
Hiro

もちろん仮説実験授業のことも書いています。それ以外のこと,例えばお金のこと,健康のこと,国語や算数などの教科のこと,等々たくさん書いています。みなさんにとってお役に立てるであろ内容も書いているつもりです。

Shige
Shige

なぜこのブログをつくったのですか。

Hiro
Hiro

自己紹介でも書いているように,小学生の子どもさんを持つ保護者の方やまだ教える経験の少ない先生方に学級担任をする中で自分が学んだことを伝えたいし,社会人になったばかりの方にも自分が読んでとてもためになった本の中から伝えたいことを紹介したいと思っています。

Shige
Shige

なるほど,そうですか。それでは,その中でも何を伝えたいのか一言でいうとなんですか。

Hiro
Hiro

難しいなあ。ん~,「原子論!」。

Shige
Shige

えー?何それ?わかんないです。

Hiro
Hiro

そうですよね。難しいですよね。

Hiro
Hiro

 原子論っていつ生まれたか知っていますか。

Shige
Shige

最近ですか。

Hiro
Hiro

紀元前300年くらいです。ギリシャのエピクロスはその当時,すべてのものは原子でできていると考えていたみたいです。

Shige
Shige

えー,信じられない。

Hiro
Hiro

そうですよね。

突然ですが,ひとつ問題を出しますね。

 ここに空っぽの金属の容器があります。この容器の中には何も入っていません。だから真空と考えてください。この容器の重さを量ります。Xgとしましょう。次にこの容器にヘリウムガスを容器に入れられるだけ入れます。そして,再びこの容器の重さを量ります。Ygとしましょう。さて,XgとYgはどちらが重いでしょうか。

答えは, ①Xgが重い ②Ygが重い ③どちらも同じ のうちどれでしょうか。

Shige
Shige

ヘリウムを入れたから,答えはXgが重い。①です。

Hiro
Hiro

ブ,ブー。残念でした。答えは,②です。

Shige
Shige

うそでしょう。

Hiro
Hiro

真空とヘリウムはどっちが重いですか。真空は0g,ヘリウムは0gではないですよね。何グラムかはあるはずです。だから答えは,②です。原子をイメージして考えるとわかりますよ。

 

どうでしょうか。右の図が重そうでしょう。

 

 

Shige

そんな気もしますが・・・。

Hiro
Hiro

それではもう一問,問題を出しますね。

問題を動画にしましたので,見てください。→https://youtu.be/CX2TgZr804k

 

答えも動画にしましたので,見てください。→https://youtu.be/zWs2uGlXpgg

 

どうでしょうか。2つの問題とも木やプラスチック,水,ヘリウムなどを原子の状態でイメージすると答えが出てきませんか。

原子論をもとにいろんなことを考えると楽しくなりそうですよ。

Shige
Shige

そうなのかなあ。まだわかりません。

Hiro
Hiro

いいですよ。ゆっくり進めましょう。

このブログを読んでいただけると

すこしずつ分かっていただけると思うのですが。

いつかは,日本の理科や社会の授業が仮説実験授業に代わる日が来ると信じています。しかし,かなり時間が必要でしょうね。
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