
2025年6月14日,今回の科学教室の参加者は全部で8名,ゼミ生が7名の参加でした。内容は,仮説実験授業「光と虫めがね(3回目)」です。あいにくの雨模様の天気でしたが,7名のゼミ生と科学の授業を楽しみました。

虫めがねは,花や昆虫などを大きく見えるようにするモノです。なぜ,モノが大きく見えるかというと,それはレンズになっているからです。

突然ですが,ここで問題です。

あなたは,どれが正解だと思いますか。どれか1つを選んでください。

正解は,イ.焦点距離が短いレンズ,です。

じつは,レンズの焦点距離は,レンズの球面の半径が小さいほど短いのです。ですから小さいレンズでも正解になります。下の写真でいうと,一番左のレンズが一番ものを大きくして見ることができます。

このことが,本当かどうか実際に確かめてもらいました。

大きなビー玉と小さなビー玉を使って文字を見ると,それぞれどのように見えるでしょうか。小さなビー玉の方が,文字が大きく見えるのでしょうか。

スマホとビー玉を使って実際に文字の大きさを比べてもらいました。授業でどんなことをしたのか,下のサイトをクリックして見てください。

大きなビー玉と小さなビー玉が手元にあれば,動画のようにあなたも一度実験してみてください。小さなビー玉の方が文字が大きく見えます。
(ここをクリック)→ https://youtube.com/shorts/GXaTs4d0kfw?feature=shared

その他にも,幻灯機(プロジェクター)のしくみを学んだり,顕微鏡や望遠鏡の原理を学んだりしました。

レンズを光源に近づけると大きな像ができます。これが幻灯機(プロジェクター)のしくみです。大きな電球の像が映っています。(写真では分かりにくいですが,実際は大きな電球の像が映っています)

反対にレンズを光源から離すと小さな像ができます。小さな電球の像が映っています。
(写真では分かりにくいですが,実際は小さな電球の像が映っています)

実際に簡単な幻灯機(プロジェクター)を見てもらいました。動物の絵(キリン?)が映っています。

カメラのおいたちについても学びました。

「暗い部屋」のことをラテン語では,「カメラオブスキュラ」といいます。「オブスキュラ」が「暗い」という意味で,「カメラ」は「部屋」という意味です。私たちが今使っている「カメラ」という言葉は,「カメラオブスキュラ(暗い部屋)」を短くしたものなのです。実際に手作りのカメラオブスキュラの中を覗いてもらいました。(下の写真)

カメラオブスキュラの中を覗くと下の写真のように見えます。昔の人はこうやって外の景色を手書きで写していたそうです。

レンズで外の景色を集めているので,外の景色が反転して白い紙に映っています。
- 望遠鏡から,けんび鏡から,絵が見えるなんてびっくりしました。ビー玉からもスマホの文字が見えるなんてびっくりした。(Sさん 5,5)
- 今日は,虫めがねの勉強をしました。見える実験をしました。すごいなと思いました。とっても楽しかったです。(Uさん 5,5)
- 光と虫めがねのべんきょうがたのしかった。(Yさん 5,5)
- とてもよくわかった。(Nさん 5,5)
- とても楽しい講座でした。カメラをつくっていく過程がわかってよかったです。(Yさん 5,5)
- 光と虫眼鏡,勉強して楽しかった。(Kさん 5,5)
- 考えたりするのが勉強になり,見るのも勉強になりました。(Iさん 3,4)
- 大きくうつすためには,焦点距離の短いレンズが良いということで,レーウェンフックが小さな,小さなレンズを作ったのはすごいと思いました。人の探求心が科学を発展させるのですね。(Tさん 5,5)

最後まで,読んでいただきありがとうございました💛

次回は,「光と虫めがね」の4回目(最終回)になります。まだまだ楽しい実験がありますので,よかったら参加してください。みんなで科学を楽しみましょう。よろしくお願いいたします。

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