2024年4月20日(土)サンデーゼミにおいて科学教室を実施しました
内容は,仮説実験授業「ものとその重さ」(第4回 ものの変化と重さ)です。
今回のゼミ生の参加は3名,計6名の参加者でした。
科学教室の3回目と4回目の期間が間延びしたことで,学んだことを忘れてしまった可能性があります。なので,私は少し心配していました。そこで,おさらいに時間をかけることにしました。
3回目の時の実験を同じように繰り返したのですが,ゼミ生が実験結果をよく覚えていた問題がいくつかあり,私は安心しました。ただし,忘れていた問題の実験結果もあり,おさらいをしたことで,ゼミ生が実験結果を思い出してくれていたらうれしいです。
さて,今回の一番大事な問題は,最後の問題でした。最後の問題を掲載したいのですが,授業書の無断使用になりますので残念ですが,ここでは省略します。
簡単に説明すると,赤ちゃんがミルクを飲んだ後の体重の問題です。
どのくらい体重が増えたかの問題です
科学教室の参加者は,どのようにかんがえたでしょうか?
問題もなく本当に分かりにくいと思いますが,
ごめんなさい。
ゼミ生の3人は,赤ちゃんはミルクを飲んで身体が大きくなるので,重くなるだろうという理由でした。なるほど,そうとも考えられます。
子育て経験者は,ミルクを赤ちゃんに飲ませてもミルク分の体重は増えないだろう,という予想でした。
これは,ミルクをたくさん飲ませても赤ちゃんの体重がそれほど増えないことを経験上分かっているからだと私は思いました。
あなたは,どうなると思いますか?
その場で実験ができないので,実験のビデオを観ていただきました。
正解は,イ.の飲んだ分だけ増えるです。「本当かな?」と,思われる方もいらっしゃるかもしれませんが,本当です。
連続4回の「ものとその重さ」の学習では,「ものの形が変わっても,ものが違うものに変化しても重さは変わらない」ということを,驚きと楽しさをもって学んできました。
その重さの考えについて,ゼミ生がどのくらい自分で考えられるようになったかテストをして,100点満点をとってもらって,ゼミ生に自信を持って欲しかったのですが,時間がなくてできませんでした。
私は,とても残念でした。
ここで,テストについて私の考えを書かせてください
テストというのは,自分がどのくらい理解しているのか,または覚えているのか,自分自身で知ることができる楽しいものだと私は,考えています。
あなたもテストで100点満点をとったら嬉しいですよね。私は,嬉しいです。ゼミ生にもこの満足感を味わって欲しかったのです。もちろん,テストの前にはおさらいをしっかりして,全員が100点とれるだろうと予想されるときに,テストをするのは言うまでもありません。
ところが,私の思いとは裏腹にゼミ生はテストに対してよい印象を持っていないように感じました。そこで,「これからは,テストはしない」と,決めました。ゼミ生に不安な気持ちを起こさせないためです。
今回ゼミ生の参加者が3名と少なかったことは,このテストと関係があるかもしれないと思っています。前回の科学教室のときに「時間があれば重さのテストをします」と,ゼミ生に伝えてあったからです。もしかすると3名も参加してくれたということは,私の考えすぎかもしれません。そうだといいのですが・・・。
5.とても楽しかった 4人
4.楽しかった 0人
3.どちらともいえない 0人
2.つまらなかった 0人
1.まったくつまらなかった0人
5.とてもよくわかった 3人
4.よくわかった 1人
3.どちらともいえない 0人
2.わからなかった 0人
1.まったくわからなかった0人
〇参加者の授業に対する感想です
感想を書いていただき,ありがとうございました。
(イニシャルの後の番号は,楽しかった度とわかった度を表しています。例えば,5,2は,5.とても楽しかった,2.わからなかった という意味です。)
※
次回の科学教室は,仮説実験授業「電池と回路」です。電池と電気に関する問題を解いていきながら,基礎的な電気についての考え方を学んでいきます。科学教室は,5月4日(土)の午前中に実施します。きっと楽しい教室になると思いますので,ふるって参加してください。よろしくお願いします。