英語で会話ができたらいいなあと考える人は多いと思います。今回は,英語を使ってコミュニケーションができるようになるためには何をしたらよいのかを分かりやすくお伝えします。
その前に,英会話ができるようになるには4つのレベルがあると私は考えています。
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英語で自己紹介ができる
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日常での英会話ができる
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専門性のある英会話ができる(いわゆるビジネス英会話)
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通訳できる程度での英会話ができる
ここでは,日常での英会話できるレベルを考えています。
申し訳ありませんが、もっと高いレベルを考えておららえる方は,このブログで伝えられることはありません。ただし,このブログのレベルを超えられないのであれば、次のレベルを習得するのは,まだまだ無理があると思います。
いずれにしろ,このブログでは日常英会話ができる程度を目指していますので,ご理解をお願いします。
ちなみに,私は日常英会話がまあまあできるくらいです。2014年,2015年とオーストラリア・パースのある小学校で科学の授業ができました。ただし、子どもが何を言っているのかわかりませんでした。(笑)それでも授業ができたのは何故か。このブログを読んでいただければ理解していただけると,私は勝手に思っています。
日常英会話ができるためのポイントです。
1.4つのポイント(+one)があります。
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目標を持つこと
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自己紹介する英文をあらかじめ作っておくこと
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簡単な英語の文章を丸暗記すること
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英語を話す環境をつくること
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(+one英文法が一番大切!)
2.目標をもつこと
「英語が話せるようになりたい」「英語を使って外国を旅行したい」などの漠然とした目標ではありません。自分の「志」や「夢」を実現するための目標です。
例えば,芸人のユリアンさんみたいにアメリカでお笑いをしたい,とかGoogleで働きたいとか,オーストラリアの学校で科学を教えたいとか,具体的な目標がなければ英語を使っての会話は,おそらくできないでしょう。
中には優秀な方がいて,学校の英語の学習だけでべらべら話せるという人もいるかもしれませんが,一般的には話せないのが普通だと思います。「英会話学校へ行っているのに英語を話せるようにならない」ということをよく聞きます。これも自分なりの目標がないからではないか,と私は思います。
逆に,目標がなければ英会話の学習なんてしなくていいのです。日本で暮らしている限り日本語だけで十分です。外国の方とコミュニケーションをとるのに,今は英会話用のアプリや機器もありますし,全然不自由しないと思います。
3.自己紹介する英文をあらかじめ作っておくこと
日本語だってそうですよね。改まった場で,初めて会う人にいきなり世間話をしないですよね。それと同じで外国の方と話すときでも,はじめに自己紹介をするはずです。この自己紹介は,何回も話す機会が訪れます。
私はオーストラリアで授業をするために,何回自己紹介をしたことか。Airbnbを利用して泊まった家のオーナーに,私の友人のオーストラリア人の夫に,校長先生に,学級担任のケリーに,クラスの子ども達に,全校集会で子ども達の前で,また違う学校でも同じように自己紹介をしました。
なので,自己紹介は必須なのです。その時のために自己紹介文を用意しておくととても楽です。場合によっては,用意しておいた文章を短くしたり,慣れたてきたらうけを狙ったり,とかなり重宝します。
アデレードのある学校でhabagudai?と現地語の発音で,私は笑いをとったことがあります。オーストラリアではdayをダイと発音するので,have a good day? をhabagudai?と言うと笑いがとれるのです。ちょうど大阪の「もうかりまっか?」の言葉と似たような意味になるのです。そんな「もうかりまっか?」を外国人が言ったら面白いですよね。
私の自己紹介の例文を載せておきますね。自分の紹介文をつくるときの参考にしてください。
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Nice to meet you.
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I’m Hiro.
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Can I introduce myself? (Sure.)
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Thank you.
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I’m from Japan.
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I was an elementary school teacher for 37 years.
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I have a wife named Shige.
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She was an elementary school teacher too.
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I have two children.
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Both are teachers.
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My son’s wife is also a teacher.
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My daughter’s husband is also a teacher.
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All my family are teachers.
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My dream is to spread the Hypothesis Experiment Class to the world.
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I have taught science at elementary schools in Perth, Australia and Michigan, USA.
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What do you do?
と言って,相手の職業を聞いたあといくつか質問をして,私の科学の話にもってくるみたいな感じです。できるだけ自分の得意分野で会話すると話が続くと思います。
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I like science.
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I have interesting problems, would you like to ask ?・・・・・・
または,私は手品が少し好きなので,
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I like magic tricks.
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May I show you a little?
と言って,手品を見てもらうっていう感じです。
どうでしょうか。いくつかのネタをはじめから用意しておくと話がスムーズに進むし,何回も使えるのでとても便利です。
4.簡単な英語の文章を丸暗記すること
簡単な日本語の文章を一瞬で英語に訳せないのに,「英語を話せない」と言う方がいますが,当たり前です。簡単な日本語の文を英語で言えるようになるのは,最低限の学習だと思います。私はまだ途中ですけども,努力はしています。
英語の文章を暗記するのに次の2つのテキストを用意してください。
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『English Grammar in Use』: by Raymond Murphy, CAMBRIDGE UNIERSITY RESS
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『キク英文法』:一杉武史 編著,(株)アルク
<どんな努力をしたらいいのか>は,長くなるので,改めて別のページで説明します。
表現が難しいのは英語の完了形だと思います。日本語ではあまり表現がないので難しいのだと思います。
例えば,<私は,鍵を失くしました。>という表現について日本語では,失くした鍵が今あるのか,無いのかわかりません。しかし,
英語では<①I lost my key.>と<②I have lost my key.>と2つの表現をします。
この完了形に対する対処方は簡単です。いろんな完了形の英語の文章を丸暗記することです。たくさん暗記するとなんとなくこんな風に使うのか,とわかってきます。それでいいと思います。
私の<簡単な英語の文章を丸暗記すること>というのは,こういうことも含まれるということです。
5.英語を話す環境をつくること
英語を話せるようになるには慣れだと思います。でも,話せるようになりたいと勉強しないと話せるようになりません。
日本人で英語圏へ移民した方でも勉強しなかったら英語が話せるようにならなかったと聞いています。英語の勉強をしつつ,英語が使える環境は大切だと思います。一番いいのは,仲の良い外国の方と友達になることです。
または,海外旅行に行って英語を使うことです。外国に言ったら英語を話さないと,前へ進めないからです。私は,ニュージーランドで現地のレンタカー会社から車を借りてドライブしたことがあります。もう冷や汗ものでしたが,何とか車を借りて返すことができました。
そのとき分からなかった単語や表現の仕方を後で聞いたり調べたりして,勉強しました。それは,それで楽しかったです。
もし旅行できなかったら,その辺を歩いている外国人に話しかけるとかできると思います。普通はそんなことしませんよね,でも目的があれば,英会話をしないと目標が達成されないとなるとやってみようとなると思うのです。目標がなかったらそんなことしませんよね。
6.+one英文法が一番大切
学校を卒業して何年も経つとか,英文法は忘れましたというかたは英文法を学ぶことが大切です。
「英文法は大丈夫」という人は必要ないのですが,私みたいに英文法がよく理解できていない人は勉強しましょう。その方が英会話をマスターするのに時間を短縮できると思います。
なぜ英文法が必要かというと日本語と英語の表現の違いがわかるからです。自分で英語を作るときに易しくなります。英語と日本語は文化の違いによって言語は大きく異なるのですが,文法によって理解しやすくなります。特に時制や不定詞は難しいので勉強する方がいいでしょう。
7.まとめ
4つのポイントを書いてきましたが,一番大切なのは勉強する人に合った勉強方です。ネット上や本などで英会話ができるようになる方法が山のようにあります。その中から自分に合う方法を見つけてくださいね。
あと一つだけ,大事なことをお伝えするなら,<英会話ができるようになるには時間が必要だ>ということです。必要な時間は人によって違うと思いますが,焦らないで楽しみながらゆっくり進めていきましょう。
最後まで読んでいただき,ありがとうございました。