滋賀県ミシガン州姉妹交流に参加しました

アメリカ・ミシガン州に行っていました。初めての経験がいっぱいで興奮して帰ってきました。

「自ら動くと何かしら得るものがある」ということを体感しました。これからも何かに挑戦し続けていきたいと強く思いました。少しでもその興奮がみなさんに伝えられたらと思います。

ミシガン州の北の方にマキノ島という場所があります。そこへはフェリーで行きます。車では行けません。島には車が１台もありません。代わりに自転車と馬車があります。

私は同じ部屋になったNさんと一緒に島を自転車で一周しました。途中、草花や池、岩などを見学しました。このNさんと言う人は元高校の英語の教師で今は甲賀市でボランティア活動をしています。英語はできます。

Nさんは，若い頃、ヨーロッパや東南アジアでバックパッカーをかついで旅行していたそうです。ヨーロッパでは、ヒッチハイクをしたり、友だちの家へ行ったり、働きながら半年近く居たそうです。安い宿に泊まっていたけど危ない目にはあっていないそうです。

マキノ島は景色がすばらしい。もう一度、家族といっしょに行きたいと思いました。私の中のベストオブ観光地です。

Kさんとも知り合いになりました。大阪大学を出て物理学関係の仕事を退職して三重大学に入学して、オーストラリの大学へ交換留学生として行って、英語で修士論文を書いたと言っていました。樹木医の資格をとって、自然を守るＮＰＯに関わって活動しているそうです。この人も英語ができます。

また、いろんなことを知っています。携帯のシムや海外での働き方、健康のこと、教育のことなどたくさんの話をすることができました。人との出会いはすばらしいです。自分では考えつかないことを教えてくれます。示唆を与えてくれます。

デトロイトのホテルで50周年の式典がありました。滋賀からは三日月知事も来ていました。そこで、ホームステイのホストファミリーに出会いました。エドとニッキーです。２人は背が高い美男美女です。67歳と60歳です。

いろいろ話をするうちにこの夫婦は良い人だと直観しました。この直観は当たっていました。アメリカのパーティーは、生バンドの演奏と歌があります。みんなが歌に合わせてダンスをします。私も40年振りにダンスをしました。とっても楽しかったです。

エドは会社の経営者です。４ベッドルームの大きな家に住んでいます。庭は、運動場くらいの広さです。庭は芝生と林になっていて、見ようと思わないと隣りの家は見えません。

複葉機（飛行機）を持っています。「乗らないか」と誘われましたが、怖かったので断りました。後で、みんなから「もったいない」と言われました。

ニッキーは自動車会社に勤めているエンジニアです。

私はエドから人生の生き方を教えてもらいました。それは「楽しく生きること」です。エドは、家事をよくします。肉を焼くのはいつもエドの役目です。掃除や皿洗いもします。ニッキーを大事にしています。食事の前はいつもお祈りをします。キリスト教が生活の中に根付いていることを実感しました。

この博物館は２回目です。１回目は、フォードの生家を見学しました。農家の生まれです。エジソンの会社に勤めて、エジソンに能力を認められたそうです。２回ほど失敗して、フォード車の大量生産で成功します。はじめは馬車のようなＴ型フォードで売り上げを伸ばします。その後、他の車会社が違う形の車を発表して、劣勢になります。

フォードは頑固で死ぬまで自分の車にこだわったそうです。車の歴史を見ていくと、日本から輸出していたのが、貿易摩擦を起こさないように現地生産になったそうです。その過程を私はよく知っています。自分の歴史とも重なるからです。その日本車も展示されていて、私が生きた時代のことももはや歴史になっていると思うと、自分もある時代の歴史とともに埋もれていくんだなあと感じました。フォードは自分の夢を実現して世界を変えた人なので、私の尊敬する人の一人です。

マリリンさんのおかげで、私は小学校の校長と教師３人に会って、話をすることができました。仮説実験授業の授業書をみせたのですが、今している科学とよく似ているといわれました。この違いを説明することができなくて、残念でした。なので今、仮説実験授業を説明するパワーポイントを作っています。これを見せながらプレゼンができるようにします。

授業をしたいことを申し入れしましたが、返事がこないと思い、もう一度手紙を校長に書きました。返事はないかもしれませんが、精一杯のことはできたと思います。悔いはないです。

実は、同じ参加者のMさんが現地の校長と知り合いらしく、一度私を紹介してもらおうと思っています。でも、危険な地域かもしれないのでビビっています。自分一人で行っても大丈夫かなあ？現地の人も危険なところへは行かないみたいなので、ちょっと怖いです。

一度行きたかったアメリカ。アメリカに行けてよかったです。デトロイトの夜の町を歩きながら，「10代の頃歩きたかったなあ」と思っていました。この経験は何ものにも代えがたいものになりました。私は，幸せ者です。

最後まで読んでいただき，ありがとうございました。