三石巌著『医学常識はウソだらけ』の紹介
三石巌氏提唱の<分子栄養学>から言えることは,毎日の食事で身体に必要な栄養を十分摂ることです。私はこの本を読んで,健康な身体を手にいれるためには,これしかないと考えました。
必要な栄養といってもたくさんあります。どうやって手にいれるのでしょうか?毎日の食事,それにサプリメントを合わせたもので摂るということです。
1.医学常識はウソだらけ―分子生物学が明かす「生命の法則」(三石巌著・祥伝社黄金文庫)より
あなたは,三石巌(みついしいわお)という方を知っていますか。
三石氏は,<分子栄養学>の考えた方を私に教えてくれた人です。
三石氏は科学至上主義者であり,<分子生物学>を学び人間の健康を栄養の面から考えた成果が「分子栄養学」だと考えています。
三石氏が現在の医学常識についてたくさんの示唆を与えています。三石氏は,「医学は科学ではない」と断言しています。
この本では,「分子栄養学」から考えると医学常識が間違っている点を数多く指摘しています。
現在の多くの医者の考え方と三石氏の考え方は大きく異なります。
この本を読んでいただけるとよく理解できるのですが,今回は<「食塩を摂りすぎると高血圧になる」のウソ>,<「卵はコレストロールの元」というウソ>の2つの項目について,簡単にお伝えします。
2.「食塩を摂りすぎると高血圧になる」のウソ
本文から私が大事だなと思った部分をまとめてみます。
基本的に,高血圧と食塩摂取量とのあいだにはほとんど因果関係がない。
ところが実際には,高血圧の患者に対して,たいていの医者が「塩分を減らしてください」と指示している。
たしかに,食塩の過剰摂取が原因で高血圧になる人はいる。
ただし,それが原因になっているケースは,高血圧患者の100人のうちたった一人か二人という割合なのである。
食塩に含まれるナトリウムは,体内に水分を保持させる働きをしている。
その濃度が高くなると体液が増え,その結果,血管を通る血液の量も増えて血圧が高くなるのは事実である。
しかし,高血圧の原因はけっしてそれだけではない。
にもかかわらず,画一的なマニュアルに沿った治療しかしようとしない医者は,すべての高血圧患者に減塩を指示する。
しかし,そのマニュアルが有効な患者は全体の1~2%にすぎない。
残りの98~99%には効果がないどころか,逆に必要な塩分が不足して健康を損ねてしまう恐れまである。
こんな愚かなマニュアルが「常識」として“日本の医師全般”に通用しているから,私は医者を信用できないでいる。
それでは何故こんなウソの常識が広がったのでしょうか。
高血圧に関する「食塩原因説」は,疫学によって導き出されたものである。病気の原因解明の手続きとして,まず疫学によっておおよそのあたりをつけるという方法がある。
「食塩原因説」の有力な根拠として引用されたのが,日本の東北地方で高血圧が多いという調査結果だった。
これまでの栄養学者の見解によると,食塩の摂取量は一日,10g以下が望ましいということだが,東北地方のその県では,一人あたりの食塩摂取量がそれよりもかなり多い。
そこで,食塩が高血圧を起こす犯人にされてしまったわけである。
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食塩の平均摂取量が多い地域で高血圧が多いという統計があれば,とりあえず食塩と高血圧を結びつける仮説は成立するだろう。
だが,それだけで結論を出すのはあまりに性急すぎる。個別に調べてみると,食塩の摂取量が少ないのに血圧の高い人もいれば,食塩摂取量が多いのに血圧が低い人もいたという。また,同じ東北地方でもリンゴの生産地では高血圧が少なかった。
こうした事実は,いずれも研究者にとって都合が悪いために,「例外」として切り捨てられたのである。
健康な体内にあるナトリウムのカリウムに対する比率は0.6である。よって食物から摂取されるナトリウムとカリウムの比も,ほぼこの数値に近いことが望ましい。
カリウムはリンゴ,メロン,スイカ,バナナといった果物や野菜などに多く含まれる。
食塩を平均より多く摂取するといわれる地域でも,リンゴを日常的によく食べる地域では高血圧が少なかったのは,これで説明がつく。
したがって,高血圧の1つの原因は,食塩の過剰摂取ではなく,カリウムの不足といったほうが正しいわけである。
血圧とは血流が動脈壁に及ぼす圧力のことで,動脈が収縮して内径が狭くなれば,血圧は高くなり,収縮を続けると高血圧になる。日本人の高血圧症の九割以上を占める「本態性高血圧」の原因はこれである。
このような場合,血圧のコントロールにはカルシウムとマグネシウムの摂取比も大切である。
動脈の収縮にカルシウム,弛緩にマグネシウムが関わっているからである。マグネシウムは,ナトリウムやカルシウムを細胞の外へ出したり,縮んだ筋肉を緩めたりする働きがあり,高血圧や不整脈を予防することがわかっている。
さらに高血圧は血管の弾力性の問題もからんでいるから,血管を作る材料として良質タンパクをきちんと摂取しなければならない。
事実,遺伝的に必ず高血圧になるはずのネズミに,良質タンパク,カルシウム,マグネシウム,カリウムを大量に摂取させたところ,寿命を全うするまで高血圧にならなかったという実験結果もある。
こうした研究成果に,なぜか医者は目を向けようとしない。
いつまでたっても「塩分を控えなさい」の一点張りだ。
ナトリウムは体液の量を調節し,体の構成単位である細胞のかたちを維持する。また,栄養の吸収や腎臓で尿を作る仕事にも欠かせない。
とくに,ナトリウムが不足すると体の機能を統合して調整する神経系がダメージを受ける。極端な場合,食塩の静脈注射によって血圧が下がったという報告もあるぐらいなのである。
したがって,血圧を下げたかったら塩分の摂りすぎを気にする必要はない。
余剰分は腎臓から排出できる栄養条件を整えてやればよい。
そのためには,何よりもまずタンパク質を十分に摂取すること。
さらにマグネシウムやカリウムを摂ってもらいたい。
高血圧にかぎらず,良質のタンパクはさまざまな病気の予防に欠かせないものである。
また,摂取したタンパク質を有効に使うためにはビタミンも大量に必要になる。
そういった栄養に関する知識が,今の医者には決定的に欠けているのである。
これまでのこういった内容の話を医者から聞いたと言う人を,私は今まで会ったことがありません。
おそらく高血圧の人は,医者から「この薬を飲みなさい」と言われるだけだろう,と私は推測しています。
事実,私の友人で血圧が高めの人がいますが,友人は食後に
「医者から言われているねん」
と言いながら,血圧降下剤を飲んでいました。
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3.「卵はコレストロールの元」というウソ
これも,本文から私が大事だなと思った部分をまとめてみます。
「卵にはコレステロールが多く含まれているので,あまり食べない方がいい」と,世間一般には言われている。
卵は理想的な食品だと言えるのだが,「卵はせいぜい一日一個にしろ」などというアドバイスは,誤った固定観念に捉われた妄言として聞き流した方がいい。
その固定観念がどういう実験から生まれたかを知れば,たちまち目が覚めるのではないだろうか。
その実験を行ったのは,ロシアのアニチコフという医学者である。
彼は実験台としてウサギを選び,卵などの動物性の餌を大量に与えた。
そのあとでウサギの血液を採取して検査してみると,コレステロール値が異常に高くなっていた。
そこで「卵は危険だ」という話になったわけだが,ちょっと待ってもらいたい。
こんなことは誰でも知っていると思うが,ウサギは草食動物である。
つまり,ふだん食べているものにはコレステロールなど含まれていないのである。そのウサギに大量の卵を無理やり食べさせるのだから,血中コレステロール値が増えるのは当たり前である。
実は,私のこの話を知った国立栄養研究所の研究員たちが自ら人体実験を行ったことがある。彼らにしてみれば「卵はコレステロールの大敵」という常識を証明したかったのかもしれない。
ただ,卵にもまったく欠点がないわけではない。
それは,生の卵白に含まれているアビジンという物質が,ビタミンHの吸収を阻害するという点である。
しかしこれも,生でなければまったく問題はない。
卵白が不透明になる程度まで加熱調理すればOKである。
4.その他のウソを表題だけ書いてみました
- 「動物性脂肪は体に悪い」のウソ
- 「栄養のバランスが大切」というウソ
- 「一日30品目たべましょう」のウソ
- 「バターやラードは体に悪い」のウソ
- 「スポーツで体が若返る」のウソ
- 「食物繊維を大量に摂れば体にいい」というウソ
どうでしょうか。
自分の健康は自分の食べるもので自ら手に入れることができるかもしれません。
私は,三石氏が起業した<メグビー>からプロテインやビタミン剤,スカベンジャーなどを買って,毎日飲んでいます。
このことが自分の健康につながっているのかどうか,全く分かりません。私自身,具体的な体の変化を感じないからです。この頃,風邪をひきにくくなったことはあるかもしれません。
興味がある方は,http://www.megv.co.jp にアクセスしてみてください。
私とメグビーとは何の関係もありません。私は,ただメグビー製品を購入している一般の客です。
自分の健康は自分で守るしかありません。
最後まで読んでいただき,ありがとうございました。
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