「離婚をなるべく回避する方法」
離婚を考えておられる方にとっては,おそらくとてもつらいお気持ちだと思います。
これから私がお伝えすることは,もう遅いのかもしれません。しかし,このブログを読んでいただいて,一筋のかすかな光を見つけていただけたらこんなに嬉しいことはありません。
この世の中に「離婚しない方法」は無いと思います。ある人にとっては離婚することで幸せになるかもしれないし,ある人にとっては結婚を続けることが幸せなのかもしれません。各夫婦によって状況は全く違うでしょう。
この世の中に「離婚しない方法」はありませんが,「離婚をなるべく回避する方法」はあります。私の経験を踏まえて2つお伝えします。
1.あなた方の<結婚した当初の写真>を,すぐ見られるようにしておく
なぜそんなことをするのか?
ある人と「結婚をしょう」と決心した理由は,人それぞれだと思います。彼女(彼)の性格がよかったとか,顔が自分好みだったとか,大好きだったから,とかいろいろあると思います。
その結婚を決めた当時の状況や相手に対する自分の気持ちを思い出すために写真を用意しておくのです。
その昔,私が結婚したとき私の義理のお兄さんから次のようなことを言われました。
義理の兄
「結婚できてよかったね」
私
「ありがとうございます」
義理の兄
「いいかい,結婚した今の気持ちをずっと忘れないようにしなさいよ」
私
(?と思いながらも)「はい」と返事をしました。
当時は何のことか理解できなかったのですが,この歳になってやっと理解できました。彼女のことを大好きだった気持ちを,私は年とともに忘れていってしまうような気がしています。
そこで,
私の場合は,息子が1歳の誕生日のときの記念写真をスマートフォンの待ち受け画面にしています。こんな感じです。
この写真を見ると,一瞬でその時の私の感情がよみがえるのです。毎日がとても忙しかったけど,楽しかったことを今でもはっきりと覚えています。そして,彼女のことが大好きだったことも思い出すのです。
お金がなかったので,窓枠に合うカーテンが買えなくて,丈が少し短いです(笑)。ちなみに,新婚旅行は行っていません。お金は結婚式の費用で使い果たしました。
そして,
「あー,この時の妻は奇麗だったなあ。大好きだったなあ」
と思いだします。そして,
結婚したときの幸せな気分になれるんです。
もちろん実在する今の妻は,当時とまるっきり違います。
彼女のお腹の周りには脂肪がつき,顔にもしわが増えて,シミも増えています。
まあ,世間で言うところの<おばあちゃん>のようになっています。
しかし,です。
昔の写真を見ると
「やっぱり奇麗だったなー」
「本当に綺麗だったなー」
「幸せだったなー」と納得するのです。
そんな彼女が,「今でも一緒に居てくれる」と思うと,とてもうれしくなってしまうのです。若いときの女性(男性)は本当に素敵です。歳を重ねると,誰でもそれなりの風貌になります。それは仕方のないことです。あきらめましょう(笑)。
どんな方でも(失礼!)若いときは,本当に素敵です。
ですから,ぜひ,結婚を決めたときのあなたの彼女(あるいは彼)の写真をいつでも見られるようにして欲しいと思います。そしたら,離婚をなるべく回避することができるかもしれません。離婚を回避してほしいと強く思います。
2.遠藤周作著『愛情セミナー』(集英社文庫)を読む
図書館で借りてもいいですし,買っていただいてもいいです。
ぜひ読んでください。強くお勧めします。
特におすすめは,本書の中にある<愛すること信じること>の章です。
この本を読むと<一人の女性(または男性)を愛し続けることができる>からです。
「愛」が何であるか理解できるからです。
私が大学生のとき,ある女性に告白して振られました。
とてもショックだったのですが,その時「愛」って何なのかなあと私の頭の中に疑問が浮かびました。
そんなとき,たまたま駅の売店でこの本を見つけたのです。
大学の寮に帰る寝台列車の中で,私は一気に読んだことを鮮明に思い出します。
それまで「愛」について,正直私は何なのか知りませんでした。
この本を読んで「愛」の正体が分かったのです。
特に,本文を抜き書きするこの部分は,私は特に好きです。
(間)
遠藤氏は男性なので男性目線で書かれていますが,女性目線でも同じだと思います。
相手を信じようとする行為は同じだからです。
私は,彼女と結婚するときに「絶対に離婚しない」と心に決めました。
少なくとも<自分から別れ話は決してしない>と心に誓ったのです。
この約束は,今でも守っています。
彼女から「別れ話」をされたことが一度あります。私が「投資をしたい」と彼女に告げたときです。私は驚きましたが,自分の小遣いから投資をすることで,納得してもらいました。怖い怖い。
現在も,私は結婚した彼女と一緒に暮らしています。
私たちは,けんかをすることもありますが,毎日がとても幸せです。
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付録として,私が書いた詩を載せておきます。
(よかったら読んでください)
【付録】
題「ボクの大好きな君へ」 ヒロじい
ボクが生まれたとき,君はいない。
ボクが歩き始めたとき,君はいない。
ボクが遊び始めたとき,君はいない。
ボクが入学したとき,君はいない。
ボクが教室にいたとき,君はいない。
ボクが遠足に行ったとき,君はいない。
ボクが剣道を始めたとき,君はいない。
ボクが入試を受けたとき,君はいない。
ボクが女の子を好きになったとき,君はいない。
ボクが予備校に行ったとき,君はいない。
ボクが大学に入ったとき,君はいない。
ボクが女の子に振られたとき,君はいない。
ボクが就職したとき,君がいた。
ボクと同僚が旅行に行ったとき,君もいた。
ボクと同僚がスキーに行ったとき,君もいた。
ボクと同僚がシンガポールに行ったとき,君もいた。
ボクらが結婚したとき,君はボクの隣にいた。
ボクが夕ご飯を食べるとき,君はいつもいた。
ボクがうれしかったとき,君もよろこんでくれた。
ボクが悲しかったとき,君はやさしくしてくれた。
ボクが落ち込んだとき,君はなぐさめてくれた。
ボクが忙しかったとき,君は見守ってくれた。
ボクが研究会に行ったとき,君も一緒だった。
ボクがオーストラリアに行ったとき,君も一緒だった。
ボクの体にガンの疑いがあったとき,君は側にいてくれた。
ボクが過呼吸になったとき,君は側にいてくれた。
ボクたちは未来のことについてよく話した。
いつの日か,ボクはこの世界からいなくなり,君は一人になるだろう。
いつの日か,君もこの世界からいなくなるだろう。
そして,いつの日か君とボクのことを知っている人たちもこの世界からいなくなるだろう。
最後まで読んでいただき,ありがとうございました。
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