ヒロじい教えて!「本を読むこと」について②
じいじ。本を読まなくてもよい場合ってどんなとき?
らんちゃん、覚えていたの。すごいなあ記憶力抜群だなー。
本を読まないでも教えてくれる人がそばにいるときだよ。
なんだ、簡単だね。
そうだよ。でもね、残念ながら人にはなかなか聞けないんだよ。
私はすぐに聞けるよ,隣りの人に。教えてくださいって。
すばらしいぞ、らんちゃん。人に聞けるってすごいことなんだよ。
でもね、もう一度言うけど、聞けないんだよ。特に人に聞きたくなるような内容というのは、普通の人では答えられないことなんだ。特別の質問は特別の人にしか答えられない。だから本を読むんだよ。すぐ聞けたら、本は読まなくてもいいよね。
私は,ネットで調べられるよ。
そうだね、ネットで調べられたらそれでいいよね。じいじもネットで調べるよ。でもねネットで調べてもそれが真実かどうかはわからない。極端な話、本を読んでも書いてある内容が真実かどうかはわからないけどね。
じいじは『本を読みなさい』とは言うけど、最後は自分の心と頭でなにが真実か決めるんだよ。わからなかったら保留しておく。すぐに結論を出さなくてもよい。この世には出せない結論もたくさんあるからね。
とても大事なことを伝えるよ。いいかい。この世で一番たいせつな考え方は仮説実験的認識なんだ。
じいじ、何それ難しいよ!
ネットで調べても、たくさんの本を読んでも、最後は仮説実験的に真実を探すことが大事なんだよ。いいかい、この世には、表もあれば裏もある。正義もあれば不正義もある。たくさんの考え方があって何が正しいのかわからない。いくら本を読んでもわからないことは山ほどある。
人類の考え方は、最後に仮説実験的認識になる。これは確かだ。だって誰も反対できないんだもの。
じいじ、わかんない!ごめんなさい。
これは説明するもの難しいんだよ。機会があれば、説明しよう。今日はここまでにしよう。
よかったー。
最後まで読んでいただき,ありがとうございました。
たまには,旅行に行って英気を養いましょう!