安宅和人『シン・ニホン』(NewsPicksパブリッシング)の紹介
この30年来、日本の経済は足踏み状態を続けています。いや、マイナス成長しているときもあります。
日本にはアップルやグーグルのようなIT産業が育っていなくて、コンピューターエンジニアの数や国内のネット環境も先進諸外国に比べてかなり遅れをとっています。産業面においても中国には勿論のこと隣の韓国にさえ遅れをとっているような気がします。
一時は、ジャパンアズ№1と言われていたことが昔物語になっています。ネットの世界では、「日本はオワコンだ」とか「日本に未来はない」とか言われています。
客観的にみて、自分も「そうだ」と思っていました。ところが、そんな考え方を打ちくだく考え方をする人をユーチューブで見つけました。その人は安宅和人氏です。今はyahooで働いているそうです。(2020年現在)
詳しくは知らないので安宅和人氏についてネットで調べてみました。
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データサイエンティスト協会理事・スキル定義委員長。
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東京大学大学院生物化学専攻にて修士課程修了後、マッキンゼー入社。
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4年半の勤務後、イェール大学脳神経科学プログラムに入学。2001年春、学位取得(Ph.D.)。
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ポスドクを経て2001年末マッキンゼー復帰に伴い帰国。
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マーケティング研究グループのアジア太平洋地域中心メンバーの一人として幅広い商品・事業開発、ブランド再生に関わる。
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2008年よりヤフー。2012年7月よりCSO(現兼務)。全社横断的な戦略課題の解決、事業開発に加え、途中データ及び研究開発部門も統括。
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2016年春より慶應義塾大学SFCにてデータドリブン時代の基礎教養について教える。2018年9月より現職。内閣府 総合科学技術イノベーション会議(CSTI)基本計画専門調査会 委員、官民研究開発投資拡大プログラム (PRISM) AI技術領域 運営委員、数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度検討会 副座長なども務める。
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著書に『イシューからはじめよ』(英治出版、2010)この安宅さんが書いたのが「シン・ニホン」というタイトルの本です。
この安宅さんが書いたのが「シン・ニホン」というタイトルの本です。
目次は次のようになります。
この中で2章について簡単に説明すると、江戸時代の終わりにペリー率いる黒船が日本の浦賀に来ました。今は、まさにこのときの環境と同じだそうです。
ITの世界では世界の先進国に日本は相当遅れています。黒船の時は、産業革命が終わり科学の時代になり生活を変えるモノがたくさん発明されました。このときに日本人の能力が発揮され高度成長へと繋がったのです。日本では、世界で伝説となったソニーのウォークマンや新幹線などが生まれています。
このときと同じように今が日本とってチャンスだそうです。ネット(5G)等を使った事業には想像力が必要だそうで、日本にはそれがあると筆者はいいます。日本には、インフラが備わっていて、産業の裾野が広がり、たくさんの優秀な産業が育っているそうです。新しいものを発明することは日本人には苦手でも、発明されたものを組み合わせたり、作り直したりすることは得意なので、必ずまた世界を席巻できると、安宅さんは宣言しています。
本当にそうなのか見届けたいものです。
中国とアメリカの関係とともに北朝鮮と韓国の関係も気になります。日本の国防と絡んでどんな世界になっていくのでしょうか。安宅さん曰く、これからワクワクするような世界になっていくそうです。新生日本に期待したいですね!
最後まで読んでいただき,ありがとうございました。
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