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奥山治美『オリーブオイル・サラダ油は今すぐやめなさい』の紹介 (綜合図書2015年5月発行)再度掲載

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サークルレポート
Hiro
Hiro

 以前,健康本『オリーブオイル・サラダ油は今すぐやめなさい』の

紹介をしました。

Hiro
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その時は,ページだけを載せた簡単なものでした。今回は,自分なりに考えて,この本の大事なポイントを3つにまとめました。いつものように問題にしましたので,気軽に答えてください。よろしくお願いします。

Hiro
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早速ですが,ここで問題です。

問題1.コレストロール値は,(   )人の方が長生きします。この(  )に入る言葉は,次のうちどれでしょうか。選択肢から1つ選んでください。
予 想
ア.低い
イ.高い
ウ.中程度の
エ.その他

Hiro
Hiro

正解は,イ.高いです。理由を本文から抜き書きします。

 いまだにコレステロール悪者説を信じていても,「善玉コレステロールは多くてよい。悪玉コレステロールを減らさなければ」と考える人が多くいます。その人たちがいう「善玉」とは,HLDコレステロール。「悪玉」とは,LDLコレステロールに貼ったレッテルです。
 ところが,そのLDLコレステロールも,特別な遺伝子をもっていない一般の人たちでは,高いほうが総死亡率が低いこと,低い人ほど総死亡率が高いことがわかってきました。例として,茨城県で40~79歳の男女9万人以上を平均5年2ヵ月追跡した研究を紹介しましょう。(図1)
 理由のひとは,日本人の死因で第一のがんが,コレステロールが多いことによって防げているためと考えられます。
 体内の免疫システムには,がん細胞を発見すると増殖して攻撃する「細胞傷害性Tセル」というリンパ球があります。それが増殖するとき,コレステロールが必要なのです。また,発生した異常細胞をがん細胞だと認識するときにも,コレステロールが必要です。体内にコレステロールが少ないと,がん細胞の発見も攻撃もできなくなってしまいます。
 一方,食事で動物性脂肪やコレステロールを多くとっている人ほど,脳梗塞での死亡率が低くなることもわかってきました(図2)。血管壁の材料になるコレステロールは,しっかり供給したほうがいいのでしょう。
 結論として,長生きのためには,コレステロール悪者説を見限って,肉を食べることといえます。
Hiro
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 なるほど,今の医者は勉強不足なのか,<長いものには巻かれろ>主義なのか,お金のためにはやむを得ないと考えているのか,どうなんでしょうね。

Hiro
Hiro

健康診断の結果,ShigeさんのLDL値が186と高かったのですが,「健康は,あなた次第です」と医者に言われたそうです。これってどういう意味なんでしょうか。きちんと指導していただきたいものです。

Hiro
Hiro

さて,ここで問題です。

問題2.コレステロール値を薬で下げるのは(   )です。この(  )に入る言葉は次のうちどれでしょうか。選択肢から1つ選んでください。
予 想
ア.危険
イ.安心
ウ.体質次第
エ.その他

Hiro
Hiro

正解は,ア.危険,です。理由を本文から抜き書きします。

 コレステロール悪玉説に支配されている医療では,検査でその値が高いと,下げるために薬を使います。現在,コレステロール値を下げるのに使われて薬のほとんどは,「スタチン」という薬剤です。肝臓がコレステロールを合成するには,20段階以上もの複雑なプロセスを経るのですが,スタチンは,ある段階(HMG-CoAをメバロン酸に変換する)に必要な酵素を働かなくすることによってコレステロールの合成を抑えます。                   (図3)
(図4)
 たしかに,スタチンはコレステロール値をしっかり下げます。1990年代には,製薬会社から「LDLコレステロール値を下げ,心臓病を予防する」という報告がたくさん出されました。そのため,日本でも多くの人にスタチンが使われるようになったのです。
 ところが,2004年,アメリカでの薬害事件をきっかけに,EU(欧州連合)は「薬の臨床試験は,結果が好ましくないものであっても,すべて申告しなくてはならない」という規制を設定。それ以降,企業と直接の利害関係のない研究者が行った臨床試験では,すべてが「スタチンには心臓病を予防する効果はない」と報告しています。
 2014年,私たち脂質栄養学会は,「スタチンには,動脈硬化を防ぐ効果はなく,逆に動脈硬化と心不全を促進する」という結論を出しました。そして,医療の現場でスタチンの使用を主導する日本動脈硬化学会に,「コレステロール値を下げる医療は,副作用が多く危険」という緊急提言をしました。
 特に,糖尿病の人は,スタチンを飲んではいけません。糖尿病でコレステロール値が高いと,動脈硬化予防のためにスタチンが処方されることがよくありますが,予防効果がないどころか,病気を悪化させるのです。
 そのほか,スタチンの服用がもたらす,典型的な害を以下にまとめてみました。
(図5)
 もしも,あなたの家族のコレステロール値が高く,動脈硬化や心臓病予防のために医師から薬で下げましょうといわれたら,「まず,魚油からつくった薬をためしてみたい」といって,スタチン服用の危機から逃れてください。
Hiro
Hiro

ここで,問題です。

問題3.マーガリン,ショートニングは,食べるのを(    )。この(  )に入る言葉は次のうちどれでしょうか。選択肢から1つ選んでください。
予想
ア.促進しましょう
イ.控えましょう
ウ.止めましょう
エ.その他

図5

Hiro
Hiro

正解は,ウ.止めましょう,です。理由を本文から抜き書きします。

油に限らず,食品の安全性について情報をよくチェックしている人は,<トランス脂肪酸>はよくないという話を聞いたことがあるでしょう。
悪名高い<トランス脂肪酸>とは,植物油に化学的な方法で水素を加えたときにできる脂肪酸です。水素をいっぱい加えるとカチカチにかたくなってしまいますが,加え方を加減することによってかたさが調節できます。
そしてできあがるのが,マーガリンやショートニングの素材です。
面白いことに,牛や羊など,反すう胃をもつ動物は,胃に棲んでいる微生物が脂肪酸に水素を添加し,トランス脂肪酸ができます。そのため,これらの肉,脂肪,乳でできた食品(牛乳,バターなど)には,<トランス脂肪酸>が含まれているのです。図5↑
また,<トランス脂肪酸>は,植物油を加熱することでも生まれます。通常の過熱調理でも,わずかですが生成されます。
この<トランス脂肪酸>の安全性については,半世紀以上も前から各国で議論されてきました。そして,近年,その摂取量が多いと心臓病が多いという調査が報告され,一気に悪者に仕立て上げられたのです。
WHO(世界保健機構)などが主導し,欧米では<トランス脂肪酸>の使用を制限している国もあるほどです。
ところが,この脂肪酸が心臓病を増やすという十分な証拠はありません。科学的には「?」です。
それよりも,植物油に水素を添加するプロセスが問題です。ラットを使った実験では,水素を添加した油が寿命を縮めていることがわかります。
           図6
また,キャノーラ油を食べていたラットは,男性ホルモンが減りましたが,実は,水素を添加した大豆油も,キャノーラ油と同等に,テストステロンの量を減らすのです。
水素を添加することにより,油に含まれているビタミンKも水素添加されて「ジヒドロ型ビタミンK」という物質ができます。これが多くの有害作用を示すことがわかってきたのです。<トランス脂肪酸>が含まれるマーガリンやショートニングを食べてはいけない理由は,おもにここにあります。
一方,前述の牛・羊の肉や脂肪,乳は,少量の<トランス脂肪酸>を含んでいますが,ジヒドロ型ビタミンKは多くないため,より安全です。
以上
Hiro
Hiro

前回のレポートは,目次を載せただけで味気なかったのですが,今回は大事な点だけを掲載させていただきました。レポートの内容は,いかがだったでしょうか。もっと詳しく知りたい方は,この本を読まれることをお勧めします。

Hiro
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あとは,普段の食生活の中でマーガリンやショートニング,油(えごま油・亜麻仁油以外の油という意味)を控えることが一番かと思います。ただし,今の日本では「ショートニングを控えることは容易では無い」と思います。ほとんど全てのパン類に入っているのではないか,と私は予想しています。パンや乳製品を購入する際には,原材料名をチェックして買うようにしましょう。

Hiro
Hiro

自分の健康は自分で守るしかありません。

Hiro
Hiro

最後まで読んでいただき,ありがとうございました。

Shige
Shige

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