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『ものの見方考え方WORKS№2』から私が学んだこと

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サークルレポート
Hiro
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改めて,『ものの見方考え方WORKS№2』から私が学んだことをできるだけ分かりやすく書いてみたいと思います。

Hiro
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私は「仮説実験的認識論」とは何かという疑問をもって,この『ものの見方考え方WORKS№2』を読みました。

Hiro
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私が勘違いをしていたことは,この本には「仮説実験的認識論」については書かれていないことです。この本に書かれていることは「仮説実験授業の形成と論理」についてなのです。

Hiro
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前回,私がまとめたレポートは「仮説実験授業の形成と論理」をまとめたことになります。だとすると,具体的な「仮説実験的認識論」とはどんな内容なのでしょうか。

Hiro
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同じサークル仲間のTさんは,「<認識論>なのだから一言では言い表せないような,幅広い内容を含むものではないかと思う」みたいなことを言っておられました。また,京都のNさんは,「予想を立てて実験で決めるのが科学」ということが「仮説実験的認識論」だと思っていました,と書かれています。

Hiro
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私も同じように,「何をするにも仮説実験」が「仮説実験的認識論」だと思っていました。これは,おそらく間違いです。今は,「仮説実験的認識論」というのは,もっと裾野が広くて深いものだ,と私は認識しています。

Hiro
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これから「仮説実験的認識論」というものについて私なりに,具体的にまとめてみたいと思います。私がこれから書く内容すべてを内包したものが「仮説実験的認識論」ではないかと仮説をたてました。以下書き出してみます。

<板倉科学論>(これは,本書編集者Mさんが考えたものです

第0命題
「アマチュア主義的な<たのしい科学>の伝統にたちかえる」
第1命題
「科学的認識は,目的意識的な問いかけによる実験によってのみ成立する」
第2命題
「科学的認識は,社会的認識である」
第3命題
「科学的認識はたくましい空想からはじまる」(科学は,実証主義(ありのままの事実をもとにして考えること)からは,生まれない)

板倉さんの<最も根源的な発想法>(これは,Mさんが考えたものです

<矛盾は発展の原動力>と<矛盾がもって自らを解決する方法>
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Mさんは,世間一般の人が考える矛盾と板倉さんが考える矛盾を区別するために,<矛盾=不思議な関係>と捉えなおしています。世間一般の人が考える矛盾は解決しないことを前提にしているからです。

①矛盾(不思議な関係)の発見
これは,板倉さんの『発想法かるた』にある<転んでもシメタ>です。転んだ時には悩みます。悩みを分けて考えてみると,だいたい相反するようなことが出てきます。それを矛盾というと<矛盾を見つけたらシメタ>だということになります。
②矛盾(不思議な関係)の追求のコース
追求して追いつめて考えて,もしどっちかがなくなれば解決するようなことなら「矛盾関係」でなかったことになります。(本来の意味の矛盾だった)
③転釈のコース
跳ぶように考えて,全く論理的には関係のないようなことからも考えてみる。これが  <転釈のコース>になります。
自由と束縛の関係でいえば,例えばスポーツ。ルールや審判が束縛するからたのしいのであって,その束縛なしに,自由にしていいとなるとケンカが起こりますね。そのスポーツの例から普遍的な自由と束縛について発想を跳ばす。
④<矛盾がもって自らを解決する方法>
矛盾は解決する方法が必ずある,それを見つけるのは,③の転釈のコースをたどる。そのためには,他人の意見や先人が考えたことやあらゆる手段をつかってみる。
この必ずというのがポイントですね。とんでもないことがヒントになるかもしれません。すごく悩んでいたとしても,一人で考えていると堂々巡りをしていることでも,カウンセラーや友達に聞いたら「な~んだ」ということもあるかもしれません。<悩みの解決も社会的なもの>です。
⑤実験で決める
そして,確かかどうかは<実験で決める>ということ,これがないとやっぱり解決になりません。
Hiro
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科学上の法則についての<矛盾がもって自らを解決する方法>の内容について,前回のレポートで書かせていただきましたので,ここでは割愛させていただきます。

「仮説実験的認識論」をNさんが考えた例で表現してみます

□矛盾(不思議な関係)=<理想>と<現実>
□矛盾がもって自らを解決する方法
          =<理想を掲げて妥協する>という発想法
□矛盾(不思議な関係)=二律背反のもの
□矛盾がもって自らを解決する方法
          =<どっちに転んでもシメタ>という発想法
□矛盾(不思議な関係)=親切とおせっかい
□矛盾がもって自らを解決する方法
          =<親切とおせっかいは紙一重>という発想法
□矛盾(不思議な関係)=善意と悪意
□矛盾がもって自らを解決する方法
          =<「善意」の判断を仮説として,絶えず実験的に確かめつつ    生きる>という発想法
板倉さんは,
人間が社会を建設するなら,<みんな幸せになる>という前提がないと困ります。みんなが不幸になるような原理・原則を作られたら困ります。だから,私はそれを「ニューマニズム」に置きます。ニューマニズムが一番の基礎にあって,その上に原則があって,そのまた上に原則があってというふうに原則には序列があるわけです。(略)
だから,<長生きする>ということじゃなくて<たのしく長生きする>ということです。しかもどっちかとったら,「長生き」ということよりも<たのしく>の方に力点があります。でも,あまり短かったら困るので「積分」で考えて<たのしさ×時間>が充実しているかどうかということです。(『哲学的とはどういうことか』(つばさ書房)より)
と言っています。
Hiro
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「仮説実験的認識論」について,かなりすっきりまとめられた,と私は思っています。最後に,Mさんが言うところの簡単な言葉を使って私なりに「仮説実験的認識論」をまとめてみます。

「仮説実験的認識論」とは,仮説をもとに「それならこうなるはずだ」と未知のことに予想をたてて実験して確かめていくことで,本当のことがわかってくるという理論です。(逆に,事実を適当に集めて解釈することで簡単にウソがつけます)
「仮説実験的認識論」によっていろいろな発想法が考えられると思います。それらも全て含めたものが「仮説実験的認識論」ではないでしょうか。
Hiro
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よかったら,あなたのご意見をお聞かせください。最後まで読んでいただき,ありがとうございました。

Shige
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