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仮説実験授業「ふりこと振動」(第3回・最終回)の報告

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仮説実験授業の実践
Hiro
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 2025年11月1日,今回の科学教室の参加者は全員で6名,ゼミ生が4名の参加でした。内容は,仮説実験授業「ふりこと振動」(3回目・最終回)です。

Hiro
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 ふりこ(振り子)というのは,ひもにおもりをつるしたものです。振り子のおもりを一度動かすと,おもりはしばらくの間,行ったり来たりをくりかえします。行ったり来たりすることを振動といいます。

(写真は,振り子です。は動きを表しています)

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 振り子は,振動します。振り子以外のものでも振動することがあります。意外に思われるかもしれませんが,例えば,ギターなどの弦やたいこ・笛(実際には,笛に触れている空気)・音叉・電波・地震・ビル・家・橋なども振動します。

Hiro
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 いろいろな楽器は,空気を振動させて音を出していると言えます。弦や太鼓の皮の振動が空気を振動させ,空気の振動が耳の鼓膜を振動させて,人は音が聞こえるというわけです。宇宙空間には,空気がありません。ですから宇宙空間では,人は音を聞くことはできないのです。というより宇宙空間では音が出ないのです。

Hiro
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 3回目の今回は,「ものをゆらせる方法」を学習しました。いろいろな糸の長さの振り子を大きく振らせる方法をゼミ生に考えてもらいました。振り子を大きく振らせるには,振り子の糸の長さに合わせて,調子よく振り子を振らなくてはいけません。

Hiro
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 昔は,「共振」という概念がありませんでした。そのため煙突が風の影響で「共振」して壊れたり,吊り橋を渡る人の歩き方で吊り橋が「共振」して壊れたりしたことがありました。

「共振」について簡単に説明します。
ブランコをこいでいるときを想像してください。後ろから押してもらうときに、タイミングがピッタリだとどうなりますか?
どんどん高くこげますよね!
でも、タイミングがずれて押されると、なかなか高くなりません。
この「ピッタリのタイミング」が、ブランコのゆれるリズム(=振動の周期)です。
そのリズムにあわせて力を加えると、ゆれが大きくなります。これが「共振」です。
Hiro
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 コップを持って歩くとコップの中の液体がこぼれるのも「共振」の一例です。もう少し詳しく書くと次のようになります。一定の歩調で歩くと,コップをそっとささえるようにしていても,コップには周期的な力が加わってしまいます。この力の周期とコップの中の水の固有振動の周期が一致すると,「共振」のため水の振動は急激に大きくなり,こぼれてしまいます。以上のような内容を学習しました。

Hiro
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 今回の科学教室も下記のアンケート結果からわかるように,参加者に楽しんでいただけたようです。私は,

「あー,よかったな・・・」

と,思いました。

Hiro
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 ただし学んだ内容を通して,ゼミ生の認識がどの程度深まったかについて,私には十分に分からない点があります。ゼミ生の認識を知る何かよい方法がないか考えてみたいと思います。ゼミ生が何を学んだかについて自分の思いを感想に詳しく書いていただけたら,それが一番いいと思うのですが,どうでしょうか。

〇参加者の「ふりこと振動」(3回目)に対する<楽しかったかどうか>の評価を載せておきます。
5.とても楽しかった   4人
4.楽しかった      1人
3.どちらともいえない  1人
2.つまらなかった    0人
1.まったくつまらなかった0人
〇参加者の「ふりこと振動」(3回目)に対する<わかったかどうか>の評価を載せておきます。
5.とてもよくわかった  4人
4.よくわかった     1人
3.どちらともいえない  0人
2.わからなかった    0人
1.まったくわからなかった0人
(1人は,記入漏れ)
〇参加者の「ふりこと振動」(3回目・最終回)に対する感想です。
感想を書いていただき,ありがとうございました。(イニシャルの後の番号は,楽しかった度とわかった度を表しています。例えば,5,2は,5.とても楽しかった,2.わからなかった という意味です。)
  • 二回もセイカイシタのが,たのしかった。とてもたのしかった。(Nさん 4,5)
  • 振り子と振動勉強して楽しかったです。(Kさん 5,5)
  • ふりこと振動べんきょうたのしかった。(Yさん 5,5)
  • 今までわからなかい事がわかりました。学校の理科の実験を思い出します。(Yさん 5,5)
  • 物理的な考え方の基礎を実験や質問を通じて考える貴重な機会だった。ブランコの経験が役に立ったのには驚いた。時計のしくみをくわしくしりたくなった。(Tさん 3,4)
  • 科学的な根拠があって振動の変化があることを学んだ。実験で証明されるので,思い込みで判断すべきではないといつもこの授業で教えられています。科学が進んで超高層ビルなどなどが建設される時代になったが飛鳥の時代に木造で薬師寺の三重の塔をつくられ1300年も風雪や地震に耐え抜き今もリンと建っている。科学のない時代の宮大工の魂に敬服するのみ!!(Tさん 5,?)
 【おまけの話】
 「ふりこと振動」を3回に分けて学習してきました。この「ふりこと振動」は,3部で構成されています。1部<ふりこと振動>,2部<振り子以外の振動>,3部<ものをゆらせる方法>,の3部です。私は月1回,仮説サークルというところで仮説実験授業や経済,哲学,法律,歴史,科学史などについて,それぞれの人が持ち寄ったレポートを通して,仲間と一緒に学んでいます。サークルの中で,私のレポートも発表しています。
 前回,サークルの話し合いの中で,「授業者が学習者に2部<振り子以外の振動>の内容をイメージとして伝えることは,かなり難しいのではないか?」 という意見がでました。私も確かに2部の内容をイメージとしてゼミ生に伝えることは難しいかもしれない,と感じました。ところが,3部<ものをゆらせる方法>に出て来る【地震とラジオ・テレビ】についてイメージを持って学ぶには,どうしても2部<振り子以外の振動>を学ぶことが必要なのではないかと思い直しました。振り子の振動が,振り子以外のモノも振動していて私たちの生活と密接に関係している,という認識につながってくれたらいいな,と思います。
Hiro
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 今回の「ふりこと振動」を学ぶことによって,ゼミ生のみなさんのモノの振動の世界観が少しでも広まったら嬉しいです。

Hiro
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最後まで,読んでいただきありがとうございました💛

Hiro
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 次回の科学教室は,<吹き矢の力学>です。「継続は力なり」という言葉があります。この言葉の意味を科学的に考えたいと思います。<吹き矢の力学>を学ぶことで,あなたの考え方にきっと役に立つのではないか,と考えています。あなたが科学教室に参加してもらえたら,私はとても嬉しいです。どうぞ,よろしくお願いいたします。

Shige
Shige

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やっぱり「朝の家」最高!(湯村温泉)

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このプールいいよね!(兵庫県・湯村温泉)

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