2024年10月26日(土),サンデーゼミにおいて「溶解」を実施しました。参加者は,保護者の方1名とゼミ生7名,計8名でした。
今回の「溶解」は,<ものが水に溶けるとはどういうことか>という内容で学習しました。
普段,私たちは何気なく,ものを水やお湯に溶かしています。例えば,カップの中でコーヒーや砂糖・ミルクをお湯で溶かしたり,料理のときに<だし>や砂糖・塩をとかしたりしています。こんなとき,粉は本当に溶けているのでしょうか。そもそも,ものが溶けたとは,どんな場合なのでしょうか。そこで今回は<水にものが溶ける>ということについて学習してもらいました。
砂糖,食塩,はくぼくの粉,小麦粉,でんぷんの5種類を水に溶けるかどうかを予想してもらいました。ゼミ生は,普段何気なくいろいろな粉を水に溶かしていますが,いざ溶かすところを見てもらうとゼミ生のみなさんは興味津々で粉の溶け方を見ていました。
砂糖と食塩はよく溶けますが,はくぼくの粉と小麦粉,でんぷんは溶けないものが残っている感じでした。そこで<ものが水に溶ける>という言葉の約束をしました。
硫酸銅というものを水に溶かした後どうなるのか予想してから,実験しました。硫酸銅を水に溶かすときれいな青色になります。
このまま24時間置いておくとどうなるでしょうか。硫酸銅が出てくるのでしょうか,あるいは,そのままなの状態なのでしょうか。
実験結果は,水に溶けた硫酸銅は溶けたままでした。その後,硫酸銅について説明しました。硫酸銅は熱すると,白い粉になります。そのままにしておくと空気中の水分をすいとって再び青い色になります。
繰り返しになりますが,溶かした液に色がついていて,よくすきとおって見えるときは,何日たっても,溶けたものが底のほうにしずんでくることはありません。
参加したゼミ生にとって,水にものが溶けるというと簡単そうにみえます。しかし,<水に溶けた>ということを実際の現象を見て,それを<言葉で理解する>というところが少し難しかったかもしれません。
このことは,何回もことあるたびに説明する必要があると私は感じました。次回は,言葉と実際の現象を十分に説明して次の学習につなげていきたいと考えています。
5.とても楽しかった 4人
4.楽しかった 3人
3.どちらともいえない 1人
2.つまらなかった 0人
1.まったくつまらなかった0人
5.とてもよくわかった 4人
4.よくわかった 2人
3.どちらともいえない 0人
2.わからなかった 1人
1.まったくわからなかった1人
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分からないことがたくさんあったけど少しは勉強になったかなぁと思いました。(Iさん 3,2)
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溶解のでんぷんのとける,とけないのことがわかりにくかったです。とうめいはわかりやすかったです。(Uさん 4,4)
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とても楽しかった。まったくわからなかった。(Nさん 5,1)
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科学ようかい,べんきょうがたのしかった。(Yさん 5,5)
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科学の勉強をしてとても楽しかった。よく分かりました。(Kさん 5,5)
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いろんなものがきえたりかわったりのがはじめてみたのがすごかったです。(Hさん 4,4)
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良くわかりました。(Yさん 5,5)
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勉強になりました。(Yさん 4,5)
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以上が私の仮説実験授業「溶解」の取り組みになります。
これからは,私が考えるお話になりますが,この「溶解」の授業は<原子論>を教えるような内容になっている,と私は考えています。
<原子論>とは,この世界はすべて原子(小さな粒)でできているということを基にして考えるということです。何か自分なりに<ものを考える>ときは<原子論>を基にして原理原則的に考えるということです。
例えば,砂糖が水に溶けるとき,砂糖は小さな粒(原子またはイオン)になって水の分子の中に広がっていきます。「これをゼミ生が自分の頭の中でイメージできるようになればいいなあー」と,思います。
そして,「他のいろいろなことに関してもゼミ生が<原子論>的に考えることができるようになればいいなあー」と,思っています。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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