2024年6月1日(土)サンデーゼミにおいて科学教室を実施しました。
内容は,仮説実験授業「電池と回路」(第2回 はだか線とビニール線・エナメル線)です。今回のゼミ生の参加は6名,計9名の参加者でした。
「電池と回路」(第1回 まめ電球のつけかた)の学習で学んだ<回路>という概念を使って,今回は,電流が<ショート>すると電気が流れなくなることを学ぶ時間になりました。
はじめの問題からゼミ生は,正しい答えを解答していました。例えば5mもあるビニール線でも豆電球がつくかどうかの問題,エナメル線がもつれたときも豆電球がつくかどうかの問題,両方の問題にゼミ生は自信を持って答えていて,しかも正解していて私は頼もしさを感じました。
<「電池と回路」の第1回で学んだことが生かされている>と,うれしくなりました。はだか線とビニール線をつなげて,電気を通す作業もゼミ生のみなさんは,確実にできていました。そして,新しい言葉の<ショート>を学びました。
<ショート>の原理は全員理解できたのではないかと思います。しかし,最後の問題では,今までの問題に出ていなかった文房具の<はさみ>が出てきました。ゼミ生は,<はさみ>に少し惑わされてしまったのかもしれません。
正答率が4/7と2/7であまりよくなかったです。<ショート>についての説明の場面で,実際の<はさみ>を使うなど,もっとわかりやすい説明が必要だった,と私は反省しています。
今言えることは,ゼミ生がこの科学教室を通して,少しずつですが自信を持って考えることができているような気がしています。それは,授業中に予想を自分で選んだり,理由を発表したりするときに私が感じることです。
科学教室は,月に1回という少ない機会にも関わらず,そういったゼミ生の自信を私が感じていることをこの施設に関わる全てのみなさんにお伝えしておきます。
〇参加者の「第2回 はだか線とビニール線・エナメル線」に対する<楽しかったかどうか>の評価を載せておきます。
- 5.とても楽しかった 5人
- 4.楽しかった 1人
- 3.どちらともいえない 1人
- 2.つまらなかった 0人
- 1.まったくつまらなかった0人
〇参加者の「第2回 はだか線とビニール線・エナメル線」に対する<わかったかどうか>の評価を載せておきます。
- 5.とてもよくわかった 5人
- 4.よくわかった 1人
- 3.どちらともいえない 0人
- 2.わからなかった 1人
- 1.まったくわからなかった0人
〇参加者の今回の授業に対する感想です。
感想を書いていただき,ありがとうございました。
(イニシャルの後の番号は,楽しかった度とわかった度を表しています。例えば,5,2は,5.とても楽しかった,2.わからなかった という意味です。)
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電池と回路 勉強が楽しかった。(Kさん 5,5)
- 電球と電池と電線を色んな条件で繋いで回路ができているか想像して,実験して確かめるのが楽しかったです。(Hさん 5,5)
- 電池と回路の勉強でわかった事は,はだか線とビニール線とエナメル線での線でどれが電気をとおすかわからなかったけど勉強している内に電気がつくのがわかってよかったです。(Kさん 5,5)
- 久しぶりの科学で,むずかしい問題でわからなかったわけ 学生ころのじゅぎょうみたいでした。(Hさん3,2)
- ビニール線・エナメル線のちがいがよくわかりました。おもしろかったです。いい勉強になりました。(Uさん 4,4)
- とてもたのしかった。とてもよくわかった。(Nさん 5,5)
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電池と回路のべんきょうがたのしかった。(Yさん 5,5)
※
次回の科学教室は「ドライアイスであそぼうⅡ」です。久しぶりにドライアイスを使った実験です。おそらくですが,楽しい「科学教室」になるだろう,と私は予想しています。多くのゼミ生の参加をお待ちしております。
<そうだ,科学教室に参加しよう!>
時間が15分ほど余ったのでみなさんにビー玉パズルをしてもらいました。手持ちの4つの部品をつかって,写真のような三角錐(さんかくすい)の立方体を作るというパズルです。みなさんもぜひトライしてみてくださいね。