仮説実験授業「背骨のある動物たち」（第１回）の報告

　2025年2月1日に実施した科学教室の参加者は，ゼミ生が９名でした。今回の科学教室に初めて参加された方が１名（？）おられました。

　学習する授業書名は，仮説実験授業「背骨のある動物たち」です。生物関係の授業書で，生き物とは何か，生き物を分類すると，どういうふうに分類できるか，などの授業書になります。

　実験は無いし，考えることも多いし，書くことも多いし，ゼミ生の感想が気になりましたが，私にするとまぁまぁのよい評価だったので安心しました。

　はじめに，ゼミ生に14個のものを「生物」と「無生物」に分けてもらって，「生きている」というのはどういうことか，考えてもらいました。

科学のことば「生物」では，科学者は次のように定義しています。

　あるものが＜生き物＞かどうか分からない場合は，上の定義にあてはめてみるということです。

　私がことある度に「生物とは「生まれて死ぬ，養分をとって，成長する・・・」ものです」と，繰り返し言っていたのでゼミ生の間で笑いが起こったほどです。

　あなたは，どう思いますか。それぞれ，生物でしょうか，無生物でしょうか。一度考えてみてください。

ゼミ生からもいろいろな意見が出てきました。

　ゼミ生から意見が出るたびに「月は子孫をのこしますか」「山は成長しますか」と聞いていきました。最後に，すべて無生物だと学習しました。

　「やっぱり，山は生物だと思う」というゼミ生もいました。それは，それで，いいと私は思います。山と山に生えているものを併せて考えると生きていると言ってもいいのかもしれません。

ただし，生物の定義からすると，山そのものは無生物です。

あなたは，「動物」と「植物」の違いは何だと思いますか。

　ゼミ生にも考えてもらいました。自分で動く，血が流れる，心臓があるなどの意見が出ました。科学のことばでは，生物の中で，自分で自由に動くことのできるものをまとめて「動物」といいます。動物でないものはみな「植物」です。

　2-4ページの練習問題で17の生物を「動物」と「植物」にわけてもらいましたが，全員できていました。

　今回の科学教室は，ここまでです。次回からは，動物を分類していきます。あなたは動物を分けるとしたらどういうふうにわけますか。科学者になったつもりで，動物をわけてみてください。

※最後まで，読んでいただきありがとうございました💛

❤Shigeさんには，いつも授業書を読んでいただき感謝します❤