2024年2月10日(土)に障害青年サポートセンターで科学教室を実施しました。内容は,仮説実験授業「ものとその重さ」(第2回)です。今回の参加者は,計12名でした。
「ものとその重さ」の1部<ものの重さとそのはかり方>については,今回で終わりです。そこで,おさらいをしっかりして進めることにしました。前回の科学教室の内容をゼミ生の方がどのくらい理解できたかを確かめたいという気持ちと今回の授業について前回の授業が考えるヒントにもなっているので,私なりに丁寧に授業を進めました。
大方の問題について,ほとんどのゼミ生の方はしっかり学べていると感じました。ただ,「はかりからはみ出た場合も正確にはかれるのかという問題」と「せんべいそのものの重さとせんべいを粉にしたときで,重さが違うのかという問題」では,自分の直観をまだ信じている方がいたのも事実でした。自分の直観を信じるのか,科学で学んだことを信じるのか,この<おさらい>を通してもう一度学んでいただいて私は,よかったと思います。
ただ,今回の授業風景を私が思い出してみた感じですので,ゼミ生の予想をしっかりメモしておくべきだったと反省しています。その点について,次回は少し工夫する必要があると感じました。ただ,参加者が同じメンバーではないのがネックになるかもしれません。
今回の授業内容は,小数やかなり大きな数が出てくるのでとても難しい内容になっています。難しい内容であるにも関わらず,内容を理解できたかどうかは別にして,ゼミ生は意外と楽しんでいたように思っています。授業の最後の方では,ゼミ生の「頭がぐちゃぐちゃになってきた」みたいな声を聞いていて心配していたのですが,授業として成立はしていたように思います。この報告の読者のあなたは,ゼミ生による以下の評価をどう判断されますか。
私は,仮に内容が理解できなくても,学んだ時の楽しさが残ればOKだと考えています。もちろん楽しくて,しかもよく理解できることが一番いいのですが,私は楽しさがあればいいと考えます。これからの学習に対する意欲につながるからです。また,自信にもつながるからです。
とは言え,第3回からの学習がいよいよ<重さに対する考え方>の超大事な内容になります。私は,丁寧にしかも気合を入れて分かりやすく進めていきたいと思っています。まだ,科学教室に参加されていない方,一度参加してみてください。今までに見たことがないような新しい世界が見られるかもしれません。よろしくお願いいたします。
- 5.とても楽しかった 7人
- 4.楽しかった 3人
- 3.どちらともいえない 1人
- 2.つまらなかった 0人
- 1.まったくつまらなかった 0人
- 5.とてもよくわかった 6人
- 4.よくわかった 1人
- 3.どちらともいえない 1人
- 2.わからなかった 2人
- 1.まったくわからなかった1人
- 悩むのも勉強になり考えることの大切さもよくわかりました。考え出す力をもっともっと意志を持っていこうと思いました。教えてくださってありがたいなあと感じました。(Iさん 4,2)
- ものとその重さ,べんきょうがたのしかった。(Yさん 5,5)
- 楽しかった。(Kさん 5,5)
- (感想は書けません,だから書きません。と,言っていました)(Nさん 5,1)
- 重さは,いいべんきょうになりました。おもしろかったです。(Uさん 4,4)
- 重さがわかりにくく,科学がほとんどさんかしていなく。むずかしかったです。(Hさん 4,2)
- ものとその重さの学習でわかったことは,物がかるいのは,すぐわかったけどおもたいのは,なかなかわからなかったけど勉強する事によってわかるようになってよかったです。また,ものとその重さの学習をやりたいと思いました。(Kさん 5,5)
- 後半よくわからなくなった。途中までは“そうなんだ”と思った。(Hさん 3,3)
- 前回とはちがい,身近なものの数字ではなかったので理解しにくかったかな。(Kさん 5,5)
- 重さを工夫すれば測れることがわかりました。(上皿てんびんはスゴイと思いました。)だんだん重さのことがわかってきました。(Tさん 5,5)
- 小さな単位を計り方を考えるのがたのしかった。地球の重さを考えたけど“ゼロ”の数にビックリしました。ふり返りからしたので,今回の問題に生かして考えることができました。(Iさん 5,5)
最後まで読んでいただき,ありがとうございました。
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