
2026年3月14日,今回の科学教室の参加者は全部で7名,ゼミ生が5名の参加でした。内容は,仮説実験授業「程度のもんだい」(第3部 水溶液とイオン)です。

前回の科学教室「程度のもんだい」(第2部 小さな力のはかり方)で,<1.まったくわからなかった>を選んだ人が2人いたので,科学教室のはじめに時間をとって,私からゼミ生にお話をしました。話した内容は,次のようになります。

仮説実験授業には<問題とお話>があります。<お話>を読んでから私がわかりやすく説明することにします。わからない場合は,その都度質問してください。

それから,授業を進めていきました。

仮説実験授業「程度のもんだい」(第3部 水溶液とイオン)には,次のような問題があります。

下の図のように,コップに入った水道水は電気を通すでしょうか。
電気は3V程度です。豆電球は,つくでしょうか。
あなたは,どう思いますか。


それでは,下の図のように100ボルトの家庭送電線の電気と40ワットの電球を使ったら,水道水は電気をよく通すでしょうか。
電球は,つくでしょうか。
あなたは,どう思いますか。


その後,ゼミ生の感想にもあるように牛乳,煎茶,コーヒーなどが電気を通すかどうか,実験をしていきました。ゼミ生は実験結果に興味津々でした。



水溶液が電気を通すかどうかは,まさしく「程度のもんだい」です。水溶液は,電気をよく通すときもあるし,少し通すときもあるし,通さないときもあります。科学でも「程度のもんだい」を考える必要があるということです。

例えば,どのくらいのお金を持っている人が<お金持ち>かは,人によって違います。「5千円でお金持ち」と考える人もいれば「一億円を持っていればお金持ち」と考える人もいます。量が問題になるときは,人によって考え方が違うので気を付けなくてはいけません。

授業の評価の中で,ゼミ生が感想を書くとき意識することについて,私は以下のような内容のお話をしました。

「119人LINEの中で,あなた達は詳しい感想を書いている人がいますね。この感想もそのくらい詳しく書いてもらえると嬉しいです。LINEの119人の方たちにあなたが学んだ内容を知らせるつもりで書いてください。よろしくお願いします」

と,言ってゼミ生に書いていただいたのが今回の感想です。
-
程度のもんだいは本当に難しかったんだけど,実験を楽しむということの大切な講座です。ぜひ参加してくださいね。今日はありがとうございました。楽しかったです。(Iさん 4,2)
-
今日は,飲み物の実験をしました。つく物とつかない物がありました。電気が明るくつくのと暗くつくのとつかない物があってとってもびっくりしました。とってもふしぎなことだなと思いました。とっても楽しかったです。(Uさん 5,1)
-
電気の程度,勉強して楽しかったです。コーヒーも牛乳も電気がついたので楽しかった。午後の紅茶もつきました。(Kさん 5,5)
-
ていどのもんだいで,インスタントコーヒーが,電気がつくかリベンジしたいとおもいました。(Yさん 5,5)
-
コーヒー,こう茶,牛乳,コーラは全て電気がつくと思いびっくりしました。お金も電気がつくと思い勉強になりました。自由電子よりもイオンが大きいということがわかりました(Sさん 5,5)
-
科学教室は毎回実験することで思いこみがくつがえされることが良くあります。日常生活の中で固定概念や思いこみがないように良く考えなければということを学びました。ありがとうございました。(Tさん 5,3)

感想を読ませていただいて,ゼミ生の皆さんが私の話をよく聴いていただいていることがよくわかりました。例えば,「実験を楽しむことが大切」と感想に書いていただいたIさん。自由電子よりもイオンが大きいということがわかったSさん。同じく,コーヒー,こう茶,牛乳,コーラは全て電気がつくと思ったSさん。119人の方に,ぜひ参加してくださいね,と自分の思いを伝えていただいたIさん。電気がつくかリベンジしたい,と書いたYさん。私は,「意欲的だなー」と思いました。コーヒーも牛乳も紅茶も明かりがつくと気づいたKさん。とってもふしぎだけど楽しかったと書いてくれたUさん。参加されたゼミ生の皆さんがそれぞれの個性に合った学びをされていることがよーくわかり,うれしかったです。

授業後のゼミ生の評価で授業内容が<わからなかった>という方が今回も2名いました。「程度のもんだい」という不確かな要素を学ぶという点で,またイオンという概念を学習するのに少し難しいような気もしました。内容は少し難しかったのですが,授業書の内容の伝え方を工夫する必要性を私は感じています。次回とその次に授業する内容はすでに決まっています。<水分子の冒険>と<磁石>の2つの授業書です。<水分子の冒険>については,すでに準備ができていますので従来通り,今までと同じような流れで進めていきます。

<磁石>に関しては,授業の進め方を私なりに変更したいと考えています。一度挑戦してみて,ゼミ生にうまく伝えられるのかどうか結果で判断したいと思います。

私がゼミ生に教えられる仮説実験授業は<磁石>で終わりになります。私が教えられる仮説実験授業は,残念ながらこれ以上ありません。これ以後のことについては,「スクールなかま」の理事の方々と相談したいと考えています。決まりましたら,皆さまにお伝えさせていただきます。

繰り返しになりますが,私にとって仮説実験授業(科学)の一番の目標である「科学を楽しむ」に関して「<スクールなかま>のゼミ生は,科学を楽しんで学んでいますよー💛」と,声を大にして皆さまにお伝えさせていただきます‼

※最後まで,読んでいただきありがとうございました💛
