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生き方が変わる本・黒川伊保子著『妻のトリセツ』

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生活の知恵
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私の生き方が変わった本・黒川伊保子著『妻のトリセツ』講談社+α新書の紹介

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私は「妻のトリセツ」を読んで妻と結婚してから初めて,妻の気持ちが理解できました。男と女の脳の違いもわかりました。この本は男女が結婚生活をする上でとても大事なことを示唆していると考え,みなさんにお知らせしたいと強く思いました。特に男性の方に。

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この本の中から私がポイントとなることをお伝えします。ですが,実際に本を手にとって読んでくださることを強くお勧めします。本文を読むことで,より具体的に細かく大事なことを知ることができると考えるからです。事例がたくさん含まれていますよ。

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「妻のトリセツ」は,全てのページが大事だ,と私は感じています。その大事な内容を,あえて4つのポイントにまとめました。あくまで私が素晴らしいと感じた内容ですので,みなさんと視点が異なる場合もあるかと思います。その部分を考慮していただけるとありがたいです。

1.男女の脳の違い

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白衣を着た女性は,著者の黒川さんだと思ってください。お願いします。

女性脳は,右脳と左脳をつなぐ神経細胞の束である脳梁(のうりょう)が男性と比べて約20%太いので,生まれつき右左脳の連携がいい。一方,男性脳は右脳と左脳の連携が緩慢だ。

右脳は空間認識や音楽的な感覚など「感じる力」を担当し,左脳は言語や計算,論理的な考え方など「考える力」を担当している。右左脳の連携がいい女性脳は,直感力にすぐれ,今感じている気持ちがすぐに言葉になる。また,目の前のものを舐めるように見るので,子どもの顔色のちょっとした変化なども見逃さない。

対して,連携が緩慢な男性脳は,一方で奥行き認識(ものの距離感の把握)が得意なので,空間認知力が高い。遠くや全体,機構がよく見える代わりに,目の前の観察力はいたって低い。目の前のものがよく見えないので,妻が髪型を変えても,口紅を替えても,ほとんど気づかない。

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この問題の対処法は,それぞれのテリトリーを決めるそうです。トラブルはたいていリビングでおきるので,基本的には妻が主導権を握った方がよい,と黒川さんはいいます。

2.買い物問題

多くの夫にとって,休日に妻と行く買い物は苦痛だという。なぜ妻は,冷蔵庫を買いに来たのに,目的地にまっすぐ行かずに,あちらこちらへ寄り道するのか。これが夫にはさっぱりわからない。

一般的に女性は,時間に余裕がない場合を除いて,目的の売り場に一直線には向かわない。目についたバッグを鏡の前でかけてみたり,ブラウスを肩に当ててみたり,パンプスを履いてみたりした挙げ句,今度は隣の雑貨屋でクッションを抱きしめてみたりする。

Hiro
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えー,どうしてそんな無駄なことをするの?男性の私としては,わかんない!どうして?

実は,男性脳からは意味がないと感じられる妻の寄り道も,脳科学上は意味がある。女性脳は,直感が働く脳。もちろん買い物にも直感を使う。この直感のために使われる神経細胞は比較的長い。数センチから数十センチ,長い人では1メートルを超える。長い神経繊維にいきなり信号を流すのは大変なので,予行演習が要る。

靴売り場をのぞいて,きれいな色のパンプスにわくわくしたり,猫グッズに「かわいい」と声を上げたりしているうちに,脳内の電気信号が活性化する。そうしておいて,目的の冷蔵庫売り場に向かえば,直感が働き,パッと候補が目に入ってくる。

Hiro
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えー,信じられない。なんで,直感で買うの?コスパを考えないのですか?

一方,男性脳は,「比較検討」でものを選ぶ。だから,目的の売り場に速やかにたどり着いたとしてもそこからが長い。商品構成の全容を理解したがり,スペックを細かく検討する。女性から見れば,予算15万円の冷蔵庫を買うのに,30万円の冷蔵庫のスペックをじっくり見る意味がわからないし,イライラする。

数ある候補の中から,「ベストを選びたい」男性脳にとっては,比較検討する代替案がないと買い物ができない。15万円の予算であっても,10万円の冷蔵庫のスペックも,30万円の冷蔵庫のスペックも確認せずにはいられない。こうして「全体」を把握したうえで,ベストな「このメーカーのこの冷蔵庫」がストンと腹に落ちる。

そういう男性脳の持ち主である夫から見ると,妻の「ビビッときたから」は選ぶ理由としては甚だ心もとない。それゆえ,揺るぎないイチオシを選んでいる妻に対して,親切心で「ほかにも,もっと見たら?」と言ってしまう。妻の高揚した気持ちを萎えさせる夫のひとことだ。

Hiro
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じゃあ,どうすればいいの?黒川さんの答えは,こうです。

買い物の時間差攻撃。妻は寄り道し放題,夫は先に目的の売り場に行き,じっくり商品を比較検討する。吟味したら,スペック的に納得できる候補を数点選んでおこう。後から売り場にやってきた妻が,磨きをかけた直感力で,ビビッときたイチオシの商品を選んだら,夫の出番。サイズやスペックをもとに「これは高さが5センチ大きくてウチには入らない」とか,「これは君が欲しがっていた,素材がカチカチに凍らない冷凍室がある」などの頼もしいアドバイスを。

Hiro
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なるほどー。両者の長所を生かしたベストな買い物ですね。

オレンジ色とベージュ色のバッグを選ぶのに,妻が夫の意見を求めた。「ベージュ色のバッグがいい」という夫のアドバイスを聞いて,妻はオレンジ色のバックを持って,意気揚々とレジに向かった。この妻のココロは何だと思いますか。

実は,妻は最初からオレンジ色のバッグに惚れているのである。妻は夫に意見を聞いてみる。夫は十中八九,ベージュ色のバッグがいいと言うだろう。それでもオレンジ色を買いたいのだろうか,と妻は確かめたかったということです。

Hiro
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なるほどね。

3.心の通信線

夫は,無自覚に妻を傷つける。どうして女性脳は,悪気のない言葉にそれほど傷ついてしまうのか。

原因は,男性脳と女性脳では,会話に使う通信線の数が異なっているからだ。女性脳は,「心の通信線」と「事実の通信線」の2本を使って会話する。

例えば,友達の「事実」を否定しなければならないとき,女性は,まず「心」を肯定する。「あなたの気持ち,よくわかる。私だって,きっと同じ立場なら,同じことをしたと思う。でも,それ間違ってるよ」というように。

男性脳は基本的に「事実通信線」のみである。「それ,違ってる」といきなり結論を出す。悪気はないのだろうけれど,「心の通信線」を“わざと”断たれた,と女性は感じるのである。

「心の通信線」を断たれたと感じると,存在そのものを否定された気分になる。そのショックは,男性の想像をはるかに超えて大きい。逆に言えば,「心の通信線」に気づきさえすれば,深刻な男女のミゾは埋められるのである。

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この後,具体的な例が満載なのですが,長くなるので割愛します。本文をぜひ読んでみてください。男性には目から鱗です。たぶん。「えー,そうだったのー!早く教えてよ」が私の感想です。

4.別れないほうがいい理由

女性は男性とかなり違うことが理解できたと思います。同居期間が20年以上の熟年離婚が増えているそうです。離婚の原因・理由は,異性問題,浪費や借金,暴力,経済的虐待など,客観的に見てはっきりわかるもの以外に,長い年月をともに過ごした夫婦ならではの原因・理由があるそうです。何だと思いますか。

それが,「この先もずっと,この人と一緒に人生を歩んでいく自信がない」というものです。自分らしく生き直すために離婚という選択をするケースが増えているそうです。

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「夫にとって不幸なのは,男性脳の「愛の証」と女性脳の「愛の証」がまったく違うことにある」と黒川さんは言います。

男性脳にとっての愛の証は,責務を果たすことだ。小学生は,小学校へなんの疑いもなく通う。「将来のために必要だから」とか「好きだから」とかいちいち考えない。男の愛は,これに似ている。男は,雨の日も風の日も,二日酔いの朝も当たり前のように仕事に向かい,家に帰り,稼ぎを渡す。それが男の「愛している」だ。

察することが愛だと思う女性脳。褒めて,認めてもらいたい女性脳。自分だけを特別扱いしてほしい女性脳。ときには,愛の言葉や甘い優しい言葉も欲しがる女性脳。どれもこれも,男性脳からすると難儀な脳ではある。しかし,女性脳が拗ねたり,怒ったり,口うるさかったりうちは,まだ夫に惚れている証拠。

妻のためと思わずに,自分のリスクヘッジのために,妻の女性脳をせっせと慰撫しようではないか。

妻に対する心の依存度について,夫は高いそうです。日本人男性は,1位が配偶者あるいはパートナーで78.8%となり,2位の子ども48.3%を大きく上回ります。また離婚男性の病気死亡率は,かなり高い結果となっているようです。

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別れない方が良い理由を詳しく書きませんでしたが,ぜひ本文を読んでみてください。

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黒川さんが,<おわりに>の中で,こんなことを書いています。

結婚の初め,「この人がいなければ生きていけない」と思った。その気持ちの色合いとは全然違うけれど,私は,また改めて「この人がいなければ生きていけない」と思っている。私の感情の露出に,まったく動じないのは,この人だけだから。思いっきり放電できて,手放しで泣いてなじって甘えられる,唯一無二の相手だから。

多くの結婚35年超えの妻たちが口にする実感である。夫婦の道は,照る日も曇る日も嵐の日もあるけれど,継続は力なりである。最後の峠に咲く花は,案外,優しくてふっくらしている。これから,この道を行く多くの夫婦が,この苦難と豊穣の道を,どうか賢く切り抜けてくれますように。

Hiro
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やさしいお言葉,ありがとうございます。脳科学者の黒川さんと遠藤周作氏が言っている愛の形が同じだなんて,驚きました。私が20歳のときに遠藤周作著『愛情セミナー』を読んで「愛」がわかったときの感覚がよみがえってきました。うれしかったです。

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最後まで読んでいただき,ありがとうございました。

 

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